患者の権利綱領
医療法人社団昴会湖東記念病院の職員は、患者さんの権利を順守して日々の医療を行います。
- 安全で適正な医療を公平・平等に受ける権利
- 充分な説明や情報提供のもとで、どのような医療を受けるかを選択する権利
- 病状、検査結果、治療方法・結果などについて、納得のいく説明を受ける権利
- いかなる不利益を受けることなく、検査・治療などを拒否する権利
- 希望によりセカンドオピニオン(他の医師の意見を聴くこと)を受ける権利
- いかなる場合も、個人情報やプライバシーが守られる権利
- 人の生き方、信条、尊厳などが尊重される権利
- 一方患者さんは、医師や医療従事者と力をあわせ疾病からの回復と健康維持に努める 責任があります
宗教的輸血拒否に関するガイドライン
≪基本方針≫
医療法人社団昴会湖東記念病院では宗教上の理由などにより輸血を拒否する患者の皆様に対して下記の方針で診療します。
- 宗教的理由による輸血拒否は患者個人の権利として尊重し、無輸血治療を望まれる事を理由に診療拒否はいたしません。
- 輸血を行わないためにできる限りの努力はいたしますが、輸血なしでは生命の維持が困難と判断した場合には輸血を行います。すなわち、“相対的無輸血”が湖東記念病院の基本方針であり、“絶対的無輸血”での診療は行いません。
- “絶対的無輸血”には同意できないため免責証明書など絶対的無輸血治療に同意する書類は受け取らず署名はいたしません。
- 大量出血などによる重篤な状態で、輸血以外に救命の手段がなく、転院もできない状態と判断される緊急の場合には、同意書が得られない場合でも救命のための輸血治療を実施します。
- 15歳未満の場合には、必要時には原則として輸血を行います。
- 輸血療法に関する十分な説明にもかかわらず相対的無輸血治療に同意が得られない場合には他院での治療・転院をお勧めします。