臨床検査科の紹介
概要
臨床検査科は臨床検査技師10名で業務を行っています。夜間、休日においても当直制で、入院及び救急患者さんの緊急検査を実施しています。
| 病院の規模からもすべての検査項目を院内で行うことは不可能ですが、限られた時間とコストでいかに「患者さんの診断・治療」に貢献できるかを模索しながら検査業務を行っています。患者さんから採取した検体(血液、尿、便、穿刺液、組織など)を「病気の早期発見・治療」に役立てられる項目を優先的に院内で行っています。特に『虚血性心疾患』といった一刻を争う病気に対しては迅速な診断が行なえるように特異性の高い検査を取り入れています。…*1 |  |
| *1…DxC700AUを用いて緊急検査は、30分以内に報告しています。 |
| 患者さんから得られる生体信号を検査する心電図（負荷心電図・ホルター心電図）、脳波検査や放射線被ばくの無い超音波検査（心臓・腹部・甲状腺・乳腺・頸動脈）も検査技師が行っています。2014年から心臓血管外科が開設され、術前・術後の超音波での評価が重要となり、より精度の高い結果を求められる為、日々勉強しています。…*2また、術中モニタリング検査も行っており、主に三叉神経痛や顔面けいれんの手術に立ち合い、聴神経温存目的に関わっています。…*3 |  |
| *2…GE製E-9を用いて循環器医、心臓血管外科医との連携で質の高い超音波検査を行っています。*3…メドトロニック製NIM eclipseを用いてリアルタイムにABR（聴性脳幹反応）のⅤ波をチェックし外科医に報告しています。 |
| 臨床検査技師は病院の中で『検査』と名の付く仕事だけを行っているわけではありません。輸血に関する業務も臨床検査科が一元管理して行っています。「善意の血液」である血液製剤の無駄をなくし、より安全な輸血療法が行なえるように努力しています。…*4 また、病院の感染予防対策にも積極的に取り組んでおり細菌検査のデータを集計し感染情報を発行したり、感染制御チーム(ICT)の一員としてチーム医療に積極的に参画しています。 |
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| *4…安全で無駄のない輸血療法を行うには主治医とのコミュニケーションが大事。 輸血後の副作用が無いか検査データ 以外にカルテのチェックも行っています。 |